厚生労働省による令和2年のデータでは、正職員として働く介護士の平均給与は約347万円とされています。
この給与水準は、近畿地方の周辺他府県と比較しても高いという結果です。
これは、大阪府における介護職の需要が他の地域よりも高まっているということが理由とされています。
ただし、これはあくまで平均値であり、経験年数や勤務先、資格の有無によって大きく変動します。
一般的に、経験を積むほど、また、資格を取得することで給与は上昇する傾向にあります。
基本給に加えて、介護士には様々な手当が支給されます。
夜勤手当は、夜勤に従事することで支給され、一回あたり5,000円から10,000円程度が一般的です。
介護施設によっては、24時間体制で利用者のサポートを行うため、夜勤は欠かせない業務となっています。
また、利用者の自宅を訪問して介護サービスを提供する訪問介護においては、移動にかかる負担を軽減するために、移動手当が支給されることがあります。
資格手当は、介護福祉士やケアマネージャーなどの資格保有者に対して支処される手当です。
これらの資格は、専門的な知識や技術を証明するものとして高く評価されており、資格を取得することで基本給に上乗せされる形で支給されたり、昇給の要件となることがあります。
その他にも、家族手当や住宅手当など、勤務先によって様々な手当が支給されます。
これらの手当は、従業員の生活を支援し、働きやすい環境を作るために設けられています。
求職時には、給与額だけでなくどのような手当があるかも確認することが重要です。